年末年始、毎日パソコンに向かいブログの見直しなどを行なっていました。
こちらのブログも『能楽とロック』から、私の日常感じたことを日記として投稿していくことにしました。と言っても、同内容が中心になる予定です。
という事で、いつもお付き合い頂きありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
祝言曲 能『翁』
新年ですので、祝言曲の話題を。
近年、『翁』は新年や舞台披きなどに行われます。
「能にして能にあらず」と言われ、別格の曲です。
能は、亡霊・鬼などが登場しストーリー性があるのですが、『翁』はストーリー性がなく神事ごと儀式的な演目なのです。そして、鎌倉時代中期には行われていたようで、古い歴史をもちます。
演者は神となり「翁」は天下泰平、国土安穏を祈祷する舞を、「三番叟」は五穀豊穣を祈る舞を舞います。
神聖な曲ですので、この曲の演能中は観客の見所(会場内)へ出入りもご遠慮となります。
「翁」詳しいあらすじです
「翁」のあらすじを探していたら、とってもかわいく分かりやすいものを見つけました。
『翁』は、翁→千歳→三番叟の順で登場されます。
最近では、狂言方の『三番叟』だけ行われる公演もあります。
以前『三番叟』のこと書きました
↓前半が『翁』になります。
演者の方が登場した時の緊張感、舞台上の演者さんの人数からしても、他の演目と違うことがわかりますね。
まとめ
新年という事で、天下泰平、国土安穏、五穀豊穣を祈る『翁』のことに触れました。
鎌倉時代から、続く歴史ってすごいですよね。
本年2022年、一日も早くコロナが終息し穏やかな日常が過ごせますよう。
皆様にとって良い年になりますよう祈っております。
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