師走になり、なんだかバタバタの日々です。
気付いてみたら、前回の投稿より10日も経過していました。
休みの日は昼寝か気分転換に散歩なんかしてあっという間に日が暮れてしまいます(。-∀-)
そんな散歩中に最近、神社でおみくじを引く機会が多いのですが、先日引いたおみくじに
「凶」 待人 しばし待て
と書いてありました。
「凶」にしては内容はマイルドだったと思いますが、「待人」しばし待てとは…
ああ。
私、待ちくたびれしまいます(T ^ T)
と思いながら、先日見た能『道成寺』と宮本さんのカバー曲の影響で最近よく聞く昭和歌謡など、待つをテーマにいろいろ考えてみました。
待つ女
『道成寺』
能『道成寺』は、能楽師が生涯演ずる中でも大曲と言われる一つ。
主題
男に捨てられた女の激しい恋の恨みに、死後までも残り、その執念がかつて男の隠れた道成寺の鐘を落し、蛇体となって住僧たちに立ち向かうが、祈り伏せられて、白高川に飛び入ってしまう。
能『道成寺』では女は既に大蛇と化しており、恋した男の姿はありません。
この『道成寺』の典拠となった安珍清姫伝説でも知られる『道成寺縁起絵巻』では、
恋する乙女だった清姫と好かれてしまった安珍の姿が見られます。
あらすじ
若僧が一夜の宿をとった先で出会った女。
女は若僧のことを気に入り、口説き寝所にしのびこむ。
断る僧にさらに口説く女、僧はその場を紛らわすため再会を約束してその場から去る。
しかし、約束の日を過ぎても僧は現れない。女は僧が自分を騙したと知り、大蛇となって僧を探し追い回わす‥。
↑こちらは優しい表現になっています
積極的な女の激しい思い込みに、はっきり断れない男の悲劇。
男が若僧ということもあってか、断り方を知らないからか。
断っても同じ結果だったかもしれませんけどね。
『まちぶせ』
『まちぶせ』三木聖子 1976年 石川ひとみ 1981年
あの娘がふられたと噂にきいたけど
わたしは自分から云いよったりしない
別の人がくれたラヴ・レター見せたり
偶然をよそおい帰り道で待つわ
好きだったのよあなた胸の奥でずっと
もうすぐわたしきっとあなたをふりむかせる
曲は宮本さんバージョンを載せておきます♪
強かですよね。
「きっと」といいかながらも、時が来るのを待ちチャンスが来たらその気にさせあなたを落とします。
と
これだけの自信があるということは、相当の努力もしてるのだろうな。
直感かそれだけの思いということでしょうか。
『待つわ』
『待つわ』あみん 1982年
誰も私の心 見ぬくことはできない
だけど あなたにだけは わかってほしかった
私 待つわ いつまでも 待つわ
たとえあなたが ふり向いてくれなくても
待つわ いつまでも 待つわ
せめて あなたを 見つめていられるのなら
待つわ いつまでも 待つわ
たとえあなたが ふり向いてくれなくても
待つわ いつまでも 待つわ
他の誰かに あなたがふられる日まで
あみん 待つわ 歌詞lyricjp.com引用
健気です。
強かさは感じられませんが、チャンスを伺ってはいそうです。
「待つ」こと自体を美徳と考えている感じさえあります。
それだけあなたを思っています
ということなんでしょうね。
時を待つ
待つ女たち
待つ女たちを例にいくつか見てきました。
自分の意思で待つか。
相手に待たされるか。
相手の様子とタイミングを見て。
恋って難しいですね。
この人だって思ったって、実ったり砕けたり…。
砕けても鬼になってはいけませんけどね。
砕けたら相手の幸せを素直に願いたい。
交際するにあたりしずちゃんがお相手に対し、押して押して押しまくったらお相手がしずちゃんのこと好きになっていたというエピソードが。
なんだか微笑ましくいいですよね。
しずちゃん強いなあ。
しずちゃんが待ったのかはわかりませんけどね(笑)
そして待つ男も
恋愛の内容ではありませんが
エレカシに『待つ男』という曲があります。
こちらは日の目を見る日を待つという曲です。
ヒット曲が出る以前の苦悩の日々を歌にした一曲です。
エレカシは来年35周年を迎えます。
時期を待ちながら努力し続けた結果で今日があり、50代にして光り輝くその姿があるのでしょうね。
ちなみに、また懲りずにおみくじを引いてみると
「吉」 待人 来るがすこしおそし
になりました(笑)
来るならいいわ
努力は怠らず、待ちます٩( 'ω' )و