たまたま、YouTubeを見ようと思ったら、このタイトルを見つけました。
「能 狂言 『鬼滅の刃』」
あれなになに。私、以前この能楽と鬼滅の話題にちらっと触れました。
そして、これは野村萬斎さんの演出です。
今わかっていることは 人間の闇と希望
- 能は鬼の魂を鎮める
- 狂言は炭治郎と仲間たちの笑いに満ちた部分
あれ?『鬼滅の刃』舞台にもなっていたのですね。
能バージョンを、また勝手に想像してみます(笑)
能は鬼の魂を鎮める
例えば、「那田蜘蛛山」下弦の鬼 累。
能は夢幻能という僧の夢の中だったという設定があります。亡霊の魂を鎮めてくれるのは僧です。鬼滅の刃では僧の役割をするのは、心優しい炭治郎ではないでしょうか。
那田蜘蛛山に累という若い鬼がいて、弱い鬼を操り偽りの家族として人を襲い暮らしていた。しかし、累は何か足りないもの感じていたが、その心の穴を埋めるかのように、残酷さは増していく。
そこへ鬼退治の鬼殺隊がやってくる。その中には炭治郎という強い意志を持った心の優しい少年がいた。炭治郎と仲間たちは累の偽りの家族を退治していく。累と激闘の末、炭治郎が勝利する。累は遠くなる意識の中鬼になる前の人間だったことを思い出し、鬼に化して大切な人たちさえ傷つけてしまったことを懺悔する。
能の鬼
「般若」の面が代表されるように、能には鬼が登場するものが多くあります。
有名なところで、女の情念で知られる『道成寺』。そして、人を喰らう鬼の『黒塚(安達原)』です。
人を喰らうとは、鬼滅と同じですね。
蜘蛛の鬼で言いますと、能には『土蜘蛛』という演目もあります。
以前鬼について書きました。
人間が一番恐いと思うのですが、鬼はやっぱり恐い。でも、元は人間だから…やっぱり人間の情念でしょうかね。
次は、狂言のコミカルな方を想像して見ようと思います。
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