ロックと能楽と散歩

「バカらしくも愛しき この世界」 日常と非日常

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魅力的な歌声

先日、TBSの『マツコの知らない世界』で平原綾香さんが「ハイトーンボーカルの世界」を紹介していました。

ハイトーンボーカルということで、King GnuやOffical髭男dismの映像が出ていたので、ほうほうと納得しながら見ていたら、平原さんが案内するボードに宮本浩次さんのお名前!しかし、一瞬CDTVライヴの映像が出ましたが、特に話では触れず。カットになったのでしょうか?まぁ、仕方ないですが、宮本さんもハイトーンボーカルに入るのですね。

 ハイトーンボーカルの世界:2021年8月24日|TBSテレビ:マツコの知らない世界

 

ロック界、ハイトーンボーカルといえば

やっぱりクイーンのフレディ・マーキュリーや、レッド・ツェッペリンロバート・プラント。日本なら、X JAPANのToshiを思い浮かべます。

 

それにしても、最近のバンドは本当に高い声の方が多いですね。演奏の音数が多く電子音があると、歌も高音じゃないと演奏音に負けてしまう、または生えないのでしょうか。


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魅力的な低音ボーカル

私は、音だけでいうと高音より低音の方が好きです。若き頃、男性の低音の歌声に憧れ練習したものです。男性の声の魅力は、低音こそ輝くのではないかと思います。勿論、好みですがし、その方にもよりますけどね。

 

といいながら、ロックでバリトンボーカルの人?あれ、思い浮かばない。

誰だろう…という事で、私が若い頃憧れた低音が魅力的な男性ボーカリストのお二人。

 

デヴィッド・シルビアンの心地よい低音の歌声が好きでよく聞きました。 


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ZI:KILLもよく聞いて一緒に歌ったものです。


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能楽にも異なる発声法

さて、ロックから変わり伝統芸能能楽の話。能楽の謡には二つの発声法があります。

弱吟という比較的やわらかい発声法は、女性など優美な役柄に用いることが多いものです。それに対して、強吟は力強さや喜びの様相を伝える謡で、勇ましい男性の時に用いることが多いです。

 

お稽古の様子のようですが、強吟と弱吟の違いがわかりやすいのでご参考に


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弱吟といってもハイトーンではありませんが、古くから役柄で音の強弱を使い分けていたのでしょうね。

 

人々を魅了して

さらりと、歌声について語りましたが、最近の若者の音楽はハイトーンボイスが多いですが、皆さんそれぞれ花をお持ちですよね。力強い声=勇ましく男性的、やわらかな声=女性的というわけでは、現代はないのかもしれません。ジェンダーレスになってきているのでしょうか。あとは、演奏音の多さでしょうか。何事も、バランスが大事ですからね。

そんなことを少し考えながら、素敵な歌声に出会えることを楽しみにしていたいです。