現在、長引くコロナの影響によりごく一部を除いた多くの業界で厳しい状態が続いている。それは、文化芸術業界も同じだ。
能楽は室町時代から約650年の歴史がある。時の権力者から愛好され式楽にもなった能楽だが長い歴史の間には危機的な状況もあった。明治維新には、他の日本文化と同様に厳しい時期を過ごし乗り越えてきた。
今現在、多くの文化芸術関係の公演や催しなどの活動は、本来の活動ができていない。
公演の中止、延期、入場率の制限。一つの公演には多くの人々が関わることになる。収入源が絶たれている。実際、廃業するしかなくなったところも出てきている。職を失われた人の次の受入れ先はすぐ決まるのか。私も半分同じ状況だから、不安だけが増す。
そんな中、徹底した感染対策を行い公演を行う動きも増えてきた。
GW大人数が集まると報道されていたフェスだが、感染防止策をして開催された。
文化芸術がなくてはならない人間として、この動きは喜ばしいことである。決して、大人数が集まることに抵抗がないわけではない。そこには掛け替えのないものがあるから。だから窮屈な思いをしても生で見たい。催し物を無事に開催するには、関わる全ての人達の協力が重要だ。
緊急事態宣言延長となり一部開催が緩和されるものと緩和されない業種が出てきた。
【5月10日更新】イベントの開催制限等について|東京都防災ホームページ (tokyo.lg.jp)
文化庁長官のメッセージ
文化芸術に関わる全ての皆様へ | 文化庁 (bunka.go.jp)
イベントは緩和されたが、緩和されない業種もあり判断基準が理解できない。
全ての文化芸術は必要不可欠です!!!